【連載99】テレビショッピング型CM放映開始
- 2019/07/01
- カテゴリー:日本の賃貸住宅を変えていこう
いよいよ洋館家本店のテレビショッピング型CMの放映がはじまりました。まずはテレビショッピングの放映が多いBS放送に「初の住宅通販」としてスポット放送していきます。その後、視聴者の反響や販売動向などをみながら、番組提供なども検討していきます。
通信販売は19世紀にはじまったとされています。当初は農機具などが主流で、都市部に買い物に行けない人々を対象とした販売方法でした。日本においても、明治末期には農家を相手に作物の種を通信販売する商売があったようですから、通販の歴史は古いのです。
そして、アメリカでは1960年代、日本では1970年代にテレビショッピングが登場します。日本では当時からはじまったワイドショーの1コーナーとして「実演販売のテレビ版」のような形でスタートしています。その後、テレビショッピングは隆盛を極めます。1986年に佐世保のカメラ店から独立したジャパネットたかたは、1990年にラジオショッピングをはじめ、1994年にテレビショッピングを開始しました。その後の急成長は、みなさんもご承知の通りでしょう。ジャパネットたかたは現在のテレビショッピングのある種の型を作りましたが。その躍進により、日本文化センター、日本直販、二光などかつての通販大手のシェアを奪ってしまいました。
カメラの販売からスタートしたジャパネットたかたは、その後、家電や生活用品など取扱品目を広げ、一時は8500種類もの商品を取り扱っていたようです。現在は顧客サービス向上を目的に600種類まで商品数を絞り込んでいるようです。成功したビジネスモデルでも、次々に真似されてライバルが登場します。常に変革していかなければならないというのが、企業間競争の宿命です。
ここまで大きくなったジャパネットたかたも扱えなかったもの、それが住宅です。「全国一律の値段では売れない」という売る側の思い込みにより、住宅はテレビショッピングはもちろん、通信販売でも扱われなかったのです。しかし私たちはその“常識”を覆しました。「全国一律の値段で販売される住宅」について視聴者がどんな反応を示すか、いまからとても楽しみです。
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