【連載132】オンラインを上手に活用しよう
- 2020/11/17
コロナ禍による生活の変化はたくさん生じていますが、その一つとして、教育やビジネスのシーンでのオンライン活用が飛躍的に増えたことが挙げられます。
教育現場では、感染拡大防止の観点での学校休校によりオンライン授業が始まりましたが、大学の講義では常態化しています。
ビジネスにおいても対面での会議や商談がしにくくなっている中で、電話やメールに加えて、Zoomなどを用いたオンラインミーティングが増えています。私もこの夏以降、Zoomを積極的に活用するようになっています。
オンラインの会議や商談のメリットはいくつかあります。まず、電話やメールと違い、相手の声と顔が見えるということ。電話でも声のトーンはわかりますが、オンラインではさらに表情もわかります。表情は、会議や商談での相手の思いを理解する大切な要素です。
そして、オンラインは移動時間が不要となります。時間と移動コストが削減されることは、ビジネスにおいての最大のメリットと言えます。
テレビ会議という機能は、以前からありました。しかし接続する双方に専用の機器が必要で、しかも高価だということがネックになり普及しませんでした。しかしその後、SkypeやZoomといった、パソコンやスマホがあればだれでも簡単に接続でき、短時間であれば無料で利用できるシステムが次々に登場しました。それでも、ビジネスにそれを活用するという企業は少なかったのですが、コロナ禍により一気に普及したわけです。
ビジネスシーンでのオンライン活用が増えるにつれて、オンラインセミナーもさかんに開催されるようになっています。本部でも先日、新商品発表のオンラインセミナーを開催しましたが、多くの会員に視聴していただきました。
ビジネスにおけるオンラインは、まだまだBtoBでの利用が大半です。今後はこれをBtoCにどう展開していくかが課題です。住宅営業においても、お客様との商談をオンラインで行うということが現実化していくはずです。
住宅営業では、「家に上がり込んで説得する」というスタイルが多くみられましたが、『通販住宅』である洋館家商品は、カタログで住宅を選ぶことが基本です。こうしたスタイルの販売であれば、他社に先駆けてオンライン商談のしくみができるはずです。展示場やショールーム営業も、バーチャルリアリティー(VR)を駆使して、例えばショールームガールのアバターがバーチャルのモデルルームを案内する、ということも可能となります。
実はすでに、本部でもこのシステムの開発に取り組んでいます。
もちろん、オンラインが便利であっても対面営業がなくなるわけではありませんし、その重要性も変わりません。オンラインとオフライン、バーチャルとリアルとを組み合わせることが、これからのビジネスだと理解する必要があります。