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【連載98】住宅販売のサービス均一化

 住宅通販を成功させるためには、サービスの均一化も必要です。そのために、テレビやインターネットでの問い合わせは本部のコールセンターで受け付けます。そして営業の一次対応は本部が行うこととし、成約した後に各地区の会員施工店に引き継いでもらうシステムとします。高品質な商品を低価格で販売していくためには、〝手離れよく〟販売していかねばなりません。注文住宅と同じ営業スタイルでは、規格住宅販売は利益が出ないのです。カタログに示した内容を正しく説明し、定価の範囲のこと、オプションで可能なことと価格とをしっかり説明し、納得いただけなければ販売しない(できない)ことを最初にお伝えするのが、規格住宅の営業方法なのです。

 本部ではこうした営業スタイルを徹底して行っていますが、会員の中には、まだまだできていないところも多いようです。親切でお客様の要望を伺い、お客様の気持ちが煮詰まるまで時間をかけて営業するという形式は、大きなコストがかかっています。そのコストを回収しようとすれば、せっかくの規格住宅も低廉な定価で販売することができなくなってしまうのです。本部の営業スタイルを浸透させることで、〝安く売っても儲かる〟をすべての会員に享受してもらいたいと考えています。

 また、提案書や見積書、契約書などの書式の統一、本体価格のほか、外構工事、仮設準備費、管理費、給排水工事費のルールと価格の統一も、サービス均一化には不可欠です。これは全国の会員の理解と協力がなければ徹底しません。本部ではこれらについての説明会の実施や実行予算や施工指導も、会員にスタッフを派遣して行っていきます。

 通販商品には「現場によって違う」「やってみなければわからない」というものはありません。均一の価格でサービスも含めた均一の商品が得られるから、通販は消費者の支持を得て、伸びているのです。住宅もそうでなければなりませんし、できないはずはないという思いで、すべての会員のみなさんに取り組んでいただきたいと思います。それがなければ、住宅通販は成功しません。

 

 

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