【連載212】10年前の2倍。平屋住宅が人気
- 2024/12/15
近年、平屋(平家)住宅の人気が高まっており、メディアも注目しています。11月21日の読売新聞も「少人数や高齢の世帯が増えるなか、階段の上り下りがない平屋の利便性が注目され、新築に占める平屋の割合は直近の10年間で2倍に増えた。2階建てより建設費用が少なくて済むため、住宅メーカーも販売に力を入れている。」と報じています。
国土交通省の建築着工統計調査によると、2023年度に着工された居住専用住宅は過去10年で最低水準となる37万7,949棟でしたが、平屋はこのうち15.3%を占め、13年度(7.8%)から2倍に伸びています。
読売新聞の記事では、平屋のメリットとして「階段がなく、家事や移動がしやすい」「光熱費と維持管理費が抑えやすい」、「工期が短い」、「地震と台風に強い」としています。一方、デメリットとして「より広い土地が必要となる」、「日当たりと風通しが周囲の建物に左右される」、「プライバシーの確保や防犯の対策が必要」、「水害に弱い」をあげています。
本部では去る2024年9月7日(土)・8日(日)に宇都宮市内で「平家住宅見学会」を開催しました。公開した物件は、『なごみ(和)』2LDK(西玄関タイプ)です。「戸建賃貸住宅」として売り出した商品が、なぜマイホームとしても高い支持を得ているのという質問の答えは、新聞報道にあるように平屋ニーズが高まる中で、建物商品自体の性能と、立地選定において平屋のメリットを活かし、かつデメリットを防いだ『貸しても住んでも売っても良い家』であるからです。
《参考》読売新聞2024年11月21日付き
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20241120-OYT1T50174/
9月7日(土)・8日(日)に宇都宮市内で開催した「平家住宅見学会」