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2019年11月01日の記事は以下のとおりです。

【連載107】「戸建賃貸投資の波」を伝える⑤

  • 2019/11/01

 「家は買わない」という考え方が広まり、賃貸住宅を選択する人が増えれば、その選択は多様化し、市場ではその多様なニーズに応える物件が選ばれるようになります。雨風がしのげればいい、ということでないのです。

 欧米と比べ日本の住宅が「劣悪」だということは、よく言われます。何が劣悪か、最も問題視されるのは狭さです。狭さの代表が、賃貸のアパート・マンションです。しかし、賃貸のニーズが高まれば、もうそのような狭い家は選択されません。

 投資として賃貸住宅経営を行う場合、コストを抑え、利回りを考え収益を上げようとすれば、戸数を増やしたいところです。敷地面積に限りがあれば、上に伸ばすしかありません。高層マンションはこれからも増えるでしょうし、都心部のタワーマンションの人気は続くでしょう。しかし、タワーマンションの建設は個人のオーナーにはほぼ不可能です。

 それならば分譲マンションを区分所有し、そこを賃貸としてはどうかと考える人もいるでしょう。でも、コンクリートの寿命は50年です。区分所有は空間を所有し、土地の所有権はとても小さい。空間の所有権は建物がなくなればゼロ、建物価値が限りなくゼロに近づけば、所有権の価値も限りなくゼロに近づくということをよくよく理解した上で投資しなければなりません。

 家を買わずに借りてマイホーム感覚を楽しむ……となれば戸建です。集合住宅に住む子育て世代の大きなストレスである「音」の問題も、戸建住宅なら解決します。そして、戸建の賃貸住宅は数が少ないのです。賃貸用の集合住宅が2,000万戸と言われているのに対し、戸建の賃貸住宅は200万戸。需要はあります。しかも、投資コストが安い。

 最近、本部に問い合わせがあり成約に至った案件は、地方都市に240坪の遊休地があり、そこに洋館家の戸建賃貸住宅を建てるというものでした。そのオーナーのもとには、大手ハウスメーカーが何社も営業に来ていました。各社の見積もりは、最安値で9,000万円、最高値は1億5,000万円でした。オーナーは、今後の賃貸住宅の環境を考えたとき、1億円近い借金は大変なリスクだと考えました。そこでインターネットを検索し、いろいろと情報を集めた結果、洋館家の戸建賃貸を建てるという結論になったのです。敷地に6棟の戸建賃貸住宅を建てると、洋館家の商品であれば6,000万円台の投資で済みます。

 地主オーナーはもちろん、サラリーマンの投資であればなおさら、アパート1棟よりも戸建賃貸1~2棟の方がリスクが少なく投資効率も良い……それが、「戸建賃貸投資の波にのれ」という呼びかけです。私たちのメッセージは、現在の日本の状況を冷静に分析した上での結論であり、将来に向かっての哲学を持った提言なのです。

 

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