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【連載135】新しい時代の新しい住宅提供者へ

  • 2021/01/01

2021年を迎え、年頭のご挨拶を申し上げます。

コロナ禍にあって、気安く「おめでとう」と言い合える状況ではありませんが、医療従事者の方をはじめ困難な現場で奮闘するすべての方々に敬意を表しますとともに、罹患された方々へのお見舞いを申し上げます。

 

 昨年、本部ではWithコロナ・Afterコロナを踏まえた新商品として、インドアライフを重視した住宅を発表しました。そして、この商品を軸に全国500棟建設のキャンペーンを展開していくことをオンラインセミナーを通じて会員の皆様にお知らせしました。

 キャンペーンにあたっては全国47都道府県のうちのほぼ半数にあたる22都道府県に展示場・モデルハウスを建設するよう有力会員に依頼し、洋館家商品の消費者への浸透を進めていきたいと考えています。

 インドアライフの重視については、本ブログにおいても昨年お伝えいたしましたが、今回は年頭にあたり、さらにその次の展開についての構想を書いておきたいと思います。

 インドアライフ重視の住宅商品の次は、「医学と科学を導入した建物」を全国に発表し、キャンペーンを展開していきます。この商品は、すでに完成発表の準備段階に入っています。

 これからの住まいはゼロエネルギー構造はもちろん必要ですが、新型コロナを含めたウイルス対策、PM2.5や花粉などの問題を解決していかねばなりません。さらに高齢者の増加に対応し、在宅時間が長くなることに付随して必要とされるさまざまなサービスを考慮しなければなりません。具体的には、訪問医療、食料や生活用品の宅配などですが、これまではその場所に出向いて受けていたサービスを、家に来てもらって受けるということです。そして、そのニーズはコロナ禍によって一気に加速されつつあります。

このように、これまでとは全く違った暮らし方が始まり、定着していくことを考慮した時、暮らしの安心、安全について根本から見直さなければなりません。住宅を供給する側も発想を大きく変えねばならないわけです。

スポーツジムに通うことによって健康になるのではなく、家にいることで健康になれる住宅を造る、病院に行って病気を治すのではなく、家にいることで病気を治す……発想の転換とは、そのように大胆なものでなければなりません。

 年が明けてもコロナ禍が収束する目途は立ちませんが、いずれ混乱が鎮まった時には、新しい時代がやってきます。その新しい時代に向けた準備を、私たちは着々と進めています。

 以上、年頭にあたり今年の本部の取り組みを申し述べました。皆様の本年のご多幸を祈念します。

 

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