【連載218】賃貸住宅経営を検討中のお客様に伝える③
- 2025/06/15
遊休地の活用や投資などで賃貸住宅経営を検討中のお客様に、戸建賃貸のメリットをお伝えするポイントを整理してお伝えしています。今回は家賃競争について。
近隣エリアの家賃相場を知っておくことは賃貸経営の基本です。総務省が発表する総務省統計局が実施した2019年(令和元年)の「全国家計構造調査」(旧称:全国消費実態調査)による「家賃」の全国平均は、55,695円となっています。この数字は、ワンルームや戸建て賃貸などすべての賃貸の家賃を合わせて平均化したもので上昇傾向にあります。ただし、家賃は東京など都市部と地方とで格差が大きくなっています。
また、2023年(令和5年)の「住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計」によると、家賃の全国平均は65,496円で木造共同住宅は平均53,152円、同・非木造住宅は68,999円、一戸建ては61,583円と、建物形態で差が出ています。
▪︎ 話法例
最近は家賃は上昇傾向にあります。ても、築古や郊外物件の空室は増加傾向で、不動産仲介からの要請で、家賃値下げを余儀なくされることも多いようです。
賃貸物件は付加価値があれば家賃設定は「強気」でいけます。需要が多く供給が少ない高品質な戸建て賃貸住宅であれば、家賃設定も高くできて高い利回りが期待できます。