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【連載109】幸せを実現する家づくり

  • 2019/12/02

 人が住まいに求めるものはさまざまです。決して、雨風を凌げればいいだけではありません。より快適に暮らせる住まいにしたいと考えて、間取りや設備を選びます。実現したい快適さは、くつろげる空間であったり、一家団らんのコミュニケーションの場であったりと、人によりさまざまです。さらに、快適さの実現には、通勤・通学や買い物の場所、医療機関など日常生活をする上での利便性も必要要素であり、立地や周辺環境も大切です。

 住まいに対してさまざまな快適さを求めながら、多くの人はそれを諦めたり、妥協したりして住まいを選びます。理由の大半は、費用の問題です。求める快適さをすべて実現しようとしたら、いくらお金があっても足りないというのが現実です。住宅は高い買い物ですし、それにしても日本の住宅は高すぎます。多くの人は、住まいに求める快適さを「身の丈」で割り切り、妥協しているわけです。

 日本人には、「住まいを所有すること」それ自体が目的だという考えが根強くあります。もっともそれは、戦後の高度経済成長期以降につくられた価値観であることは、このブログでも何度か書きました。その価値観では、所有する目的が達成されれば「幸せ」ですから、そのためには他は我慢することも多くなります。狭くても、通勤に長時間かかっても、所有することが最優先であれば、経済力に応じて快適さのいくつかを我慢して家を買ったわけです。

 けれども、そこまでして買い、長時間の通勤に耐え、長年暮らしを切り詰めてローンを払い続けても、ローン完済時には住宅は無価値となっている家が大半です。「住まいを所有すること」だけでは幸せは達成できないということに、多くの人が気づき始めました。

 そのような状況を踏まえ、私たちは「住宅の主流は所有から賃貸へと変わる」と予測し、より多くの人にとって快適な住まい=良質な戸建賃貸住宅の供給を進めているわけです。

 住まいに対する快適さは人によってさまざまですが、それぞれの人もライフステージによって求める快適さ、それによって得られる「幸せ」感も異なります。仕事と遊びに便利な立地を求める独身時代、広さや環境を大切にしたい子育て期間、安全で便利さを求める老後……それぞれのライフスタイルに応じて住み替えをすることは、幸せを実現していくことにつながります。ですから私は、戸建賃貸住宅の供給は、「幸せを実現する家づくり」だと考えるのです。

 施工店・販売店の皆様にも、洋館家グループのビジネスは「幸せを実現する家づくり」だと思っていただければといつも願っています。

 

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