【連載225】著書『長期異時点間における資源配分』から 01
- 2026/01/15
住宅は「買うか借りるか」で、人生はどれほど変わるのか
2025年末、私は『長期異時点間における資源配分~住宅は購入か賃貸か二財モデルにおける資源配分での比較』を執筆・出版しました。このブログ上で、その概略を説明したいと思います。
「住宅は購入か賃貸か」。この問いは、多くの人が一度は考えたことがあるテーマだと思います。周囲を見れば、「家は買ったほうが安心だ」「いや、賃貸のほうが身軽だ」と、さまざまな意見があります。しかし、その多くは経験談や感覚的な判断で語られ、整理された形で説明されることはあまりありません。
今回出版した本では、この問いを経済学の視点から考え直しました。ただし、難しい理論を前面に出すことが目的ではありません。住宅を「一生の中で、どの時点に、どれだけの資源を使っているのか」という、暮らしに直結した問題として捉え直すことを意図しています。
そこで用いたのが「居住負担率」という考え方です。収入のうち、住まいにどれほど支出しているのかを示す、シンプルな指標です。住宅ローンや家賃を、人生という長い時間軸で見つめ直すことで、これまでとは違う見え方が生まれます。それが「長期異時点間における資源配分」ということです。
長期異時点間における資源配分: 住宅は購入か賃貸か二財モデルにおける資源配分での比較 (諏訪書房)

諏訪書房(ノラ・コミュニケーションズ)
判型:B6
ページ数:100ページ
価格:1800円(本体)




