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2019年02月01日の記事は以下のとおりです。

【連載89】サラリーマンのライフスタイルの革新

 サラリーマンの新ライフプランとして、「自宅を所有する」から「戸建賃貸を利用する」に切り替えることを提唱している『RA投資の波にのれ』は、「自宅を買うデメリット」「自宅を買わないメリット」について、次のようにポイントを示しました。

 まず自宅購入のデメリットは、何と言っても「住宅ローンの重荷」です。30歳で自宅を購入し、35年ローンを組めば65歳まで返済が続きます。ローン支払いのためにお金が不足しますから、やりたいことも我慢しなければなりません。また、無事完済できれば良いですが、人生、何が起きるかわかりません。リストラに遭うなど想定外の出来事でローンが払えなくなり、最悪の場合は自己破産になることもあります。

 また、ある程度の広さを持つ分譲住宅やファミリータイプのマンションを手頃な価格で購入しようとすれば、どうしても郊外となります。通勤時間のロスや自宅が足かせとなって日常や人生全体での活動範囲が狭まります。

 さらにマンションの購入は、「将来のガレキを購入する」覚悟が必要です。マンションの寿命は60年程度。30年で大改修が必要で、集合住宅ゆえに費用負担等でのトラブルが生じることも少なくありません。老朽マンションの問題は今後大きな社会問題となることは確実です。

 これからの時代、自宅は戸建であれマンションであれ、購入したときの価格ではほぼ絶対に売れません。決して資産にはならない前提で、それでも35年間、お金を払い続けなければならないということが、最大のデメリットなのです。

 一方、買わないで借りるメリットは、まったくその反対。ローンから解放され、その時々に必要な部分にお金を投じることができます。多くの人の住宅購入資金が必要な時期は、子供の教育資金がかかる時期と重なります。自宅の購入をしなければ子供の教育資金の心配は減りますし、子供の成長に合わせた住み替えもできます。

 『RA投資の波にのれ』はサラリーマンにライフプランの革新を提案しています。それは「35歳から55歳までは自宅を取得しない」生き方を選択すべきだということです。「地価は必ず上がる」時代であれば、買った家を売ることで老後の資金を得ることも可能でした。でも、これからはそのようなことはありません。だとすれば、35年間ローンのために働くことは無意味なこととなるのですから。

 

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