住宅通販を成功させるためには、まず、通販で住宅も買えるのだということを、もっともっと広く知らせる必要があります。そのためには、インターネット検索で容易にその存在がわかるようにしていかなければなりません。本部でもホームページのSEO対策を行うなどの施策を講じています。

　また、わざわざ検索してたどり着いてもらうインターネット通販だけでなく、それまで住宅の購入や戸建賃貸投資に関心がなかったり、住宅が通販スタイルで買えることを知らない人々に対するアプローチが先決であることは言うまでもありません。その方法は、新聞広告やチラシの折り込み、ポスティングなどが考えられます。本部ではこれらを定期的、そして継続的に実施してきました。

　そして今回、より効果的なアプローチ策として、テレビショッピング型のCMをBS放送で全国に放映することを決定しました。住宅の購入や戸建賃貸投資の決定権者の層を考えた時間帯と演出方法を採用します。

　住宅のテレビショッピングは業界初となります。制作を担当している広告代理店の幹部は、「普通のハウスメーカーはイメージだけで売っていて、いくらで買えるのかがわからないから、消費者は検討のしようがない。でも、住宅に定価がついているのなら、すぐに検討できる。この企画は絶対に当たりますよ」と言ってくれています。

　実は、本部は数年前にも、テレビCMを試みたことがあります。その時は、全国24局ネットで半年間流しました。その反響は予想外に大きく、全国各地から問い合わせが約1,000件寄せられました。そのなかで実際の建築につながったのは約200件です。問い合わせの2割程度の成約で、これをどう評価すべきかを考えました。ご承知のように、民放地上波の全国ネットCM放映料は大変高額です。費用対効果を考えれば、せっかくの問い合わせに対して成約率をもっともっと上げるべきです。しかし、当時はそれができませんでした。体制が整っていないため、せっかくのお客様の問い合わせに十分対応しきれなかったのです。

　そこで数年間、体制が整うまでテレビCMを〝我慢〟していたわけです。体制が整ったいまなら通販番組を開始しても大丈夫だと判断し、放映に向けた取り組みをはじめたのです。今度の放送でのお客様からの問い合わせでは、確率はもっと高くなるはずです。

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