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連載80 『RA投資マニュアル』を発行

 前号で、戸建賃貸住宅を投資物件として販売する方法について書きました。実は先月末、私は税理士の黒木貞彦先生と共著で『RA投資マニュアル』という本を出版しました。供給過剰となっているアパートや賃貸マンションへの投資をやめ、需要があり供給が不足している戸建賃貸住宅に目を向けようという提案を、一般投資家向けに書いたものです。
 黒木先生は広島大学を卒業後、広島で行政書士・税理士事務所のほか、広島M&Aセンターの社長や大学講師など多彩な活動をされています。相続や投資の観点での賃貸住宅経営についても、早くから着眼してアパート経営の指導や関連著書の執筆、講演もされていました。私と黒木先生とは、洋館家本店の会員の㈱木住販売様(広島県)のご紹介で、3年ほど前に対談をして以来、市場が求めている戸建賃貸住宅の価値と資産家の皆様が何に投資をして社会に貢献するのかということをテーマに話し合ってきました。投資を行う資産家の多くが、建築、不動産業者あるいは銀行主導の事業で失敗をしてしまうことに対して、黒木先生は警鐘を鳴らしています。オーナーの皆様や不動産業者、建築業者に対して貸家経営診断士という資格制度を設けて、安全な経営ができるよう全国でセミナーや講演を実施しています。
 私ども洋館家本店は、消費者の皆様により快適な住まいを一戸建て賃貸住宅という住まいを提供することにより、買うという住まいから借りるという住まいの提供を行っております。私と黒木先生が一致したのは、オーナーも賃借人も長期的に安心した経営と快適な居住が叶えられる住まいの提供が私たちの責務だという点です。賃貸経営者と入居者の相互利益、「共存利益」を実現するための取り組みを全国により一層広めようという思いから、今回黒木先生と私で出版することになりました。
 内容的には「安全な投資とこれを支える消費者」という視点から、環境、税制、未来の住まいのあり方を8月発刊の第1巻で延べ、次回(10月中旬)に発売する共同出版第2巻では「未来の生活(老後)に対して安心できる保身は何をするべきか」を書いてみました。
 さらに12月には、RFラジオ日本「こんにちは!鶴蒔靖夫です」でおなじみのジャーナリスト・鶴蒔靖夫氏が洋館家本店を取材し出版します。タイトルは「洋館家本店の挑戦」(仮称)も発売予定です。本書も良く書きあがっておりますので一読頂ければ経営の参考になるかと思います。
 3冊ともに一般の方々はもちろん、資産家の皆様や不動産所有者、投資を検討されている方、不動産、建築業の皆様及び会計士や家屋調査士、司法書士、弁護士の士業の方々などにも十分読み応えのあるものです。また、賃貸経営についてすべてが書いてありますので、皆さんの代わりに「本」が営業もしてくれます。有効に活用して頂ければと思います。

『RA投資マニュアル』
中央経済社 2,600円+税

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