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連載72 住宅の「通販」をめざしていく

 私たち洋館家グループは2020年の省エネ義務化に対応した新仕様を発表しています。これは業界で大きな注目を集めています。既にいくつかのメディアでも取り上げられていますが、さらに積極的にPRし、一般消費者にブランドの浸透を図っていく方針です。
また、私たちは2030年を視野に入れた住宅の提供を行うことを内外に宣言しました。国は2030年にZEH仕様を標準化し、住宅の消費エネルギーをゼロにしようと打ち出しています。この2030年に向けて洋館家が施工店・販売店、そして関係の皆さんと一緒にしていこうと考えていることは、単に省エネ住宅を普及させるということだけではありません。
 まず、私たちが実現させたいのは、住宅の「通販」です。皆さんもご承知のように「通販の時代」と言われてずいぶん経ちます。特にインターネット利用の通販が発達・普及したことにより、リアル店舗は大変苦戦しています。当社がある栃木県にも、佐野に大きなアウトレット、大型複合店舗がありますが、この経営も先々は多くの不安要素があると指摘する人もいます。家電量販店などにお客様は「品定め」に来店し、注文は「家に帰ってからインターネットで」ということがどんどん生じているからです。
 日常品について、この動きは止まらないと思われます。では、私たちの取り扱う「住宅」はどうか。これも、「通販」のようにして買いたいというニーズはあるはずです。では、売る側の我々は、「通販」のようにして売ることができるのか。私はできると思っています。
 洋館家の商品は、YCYニュースにも書いた通り、既にその準備ができているのです。洋館家本店の2030年までの目標は次の通りです。
*通販による販売…ネット通販、TV、新聞、雑誌、チラシ等の展開、年間1200 件~2000件程度(2020年までに)
*会員数…(設計事務所様150 社、施工店様200 社、販売店様2000 社、メーカー、商社様100 社)
*販売棟数年間4,000 棟(2020 年までに年間1000 棟)