【連載64】 「国際水準の資産価値」を実現
今年から当社が販売していく商品は、端的に言えば「太陽光を載せないZEH住宅」、言い換えれば「太陽光を載せればすぐZEHとなる住宅」だとお知らせしました。既にマスコミ発表も行いましたが、当社は今回の取り組みを「『国際水準の資産価値』を実現する」と告知しています。
今回の商品は次のようなことです。
地球温暖化が進み温室効果ガスの削減が叫ばれています。東日本大震災による福島第一原発事故で国内におけるエネルギー事情は大きく変わってきました。住宅もこうした影響と無縁ではありません。
断熱性能の大幅な向上や高効率な設備システムの導入、再生可能エネルギーを導入することで、年間エネルギー消費量収支がゼロとすることを目指した住宅を「ZEH(ネット.ゼロ.エネルギーハウス)」と呼び、政府は2030年の新築住宅について平均でZEHの実現をめざすとしています。
洋館家本店はこうした流れに対応し、「国際水準の資産価値」を実現するため、2020年省エネ基準適合義務化や更に2030年のZEHの標準化など創出エネルギー(太陽光発電装置オプション)を除く断熱性.耐久性.劣化性等をクリアし、現時点で約20%の一次エネルギー量の削減に成功いたしました。また外壁はメーカーに独自の製品を依頼、再塗装を20年間メンテフリーとした事でランニングコストも削減しています(外壁の再塗装は通常10年に1回程度行う)。
しかも、高品質を維持しながら「建築価格」の合理化を図り「驚異的な市場価格」を実現しています。これが実現できた大きな要因は「建築の規格化」と消費者ニーズの大きさです。戸建賃貸住宅はマイホームに「賃貸借で住める」ので購入の必要がありません。また購入者用に「デザイナーズ規格住宅」も商品として取り扱っているので、借りても買ってもよい提供体制となっています。
この「借りても買ってもよい提供体制」が、他のハウスメーカーとは異なったコンセプトなのです。
私が考える「国際水準の資産価値」とは、ひとつは当然、省エネの建物性能でありますが、もうひとつは、従来の日本的な「住宅」に対する考え方を変えていくという思いもあるのです。