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共存利益を追求した新商品

【連載61】共存利益を追求した新商品


 『YCY News』10号の誌上でも発表した新商品のうち、『Villetta(ビレッタ)』は、戸建賃貸住宅用の2階建てコンパクト住宅です。利便性の良い狭小地の賃貸用として開発した商品です。
 この商品は、地方の主要都市の子育て世代、老後世代、転勤者、企業賃貸など、幅広いニーズに答えました。
 地方都市はライフラインが整備されており、若者から高齢者まで安心して生活できる環境にあります。一方で、大都市圏の勤労者に比べ一般に所得が低く、その結果、住まいに対する考え方も、格差社会が生み出した「所有から賃貸へ」と移行してきています。今や昭和の不動産神話は完全に崩壊し、所有する価値は過去の話となったのです。
 現状で「中流」と言われる層も、また「富裕層」も、格差が拡大する時代を乗り切るための手立てを講じていかねばなりません。こうした層に対しては、私たちが推奨する戸建賃貸住宅経営は、より有利で安全な財産形成や資産運用となります。
 こうした観点から、新商品「Villetta」は、これまでのような遊休地を持つ地主層に向けた賃貸用住宅としてだけでなく、土地を持たない層に賃貸住宅経営=投資を提案するものとしても販売していきます。この商品では、戸建賃貸住宅を一棟から土地付きで販売して入居者を付ける、という形での販売に力を入れていきます。利回りで収益を上げ、老後に向けた安定収入が見込める投資商品となるわけです。
 これまで何度も述べてきたように、戸建の賃貸住宅は供給不足であり、さらにマイホーム感覚の良質な戸建賃貸住宅はほとんど市場に出ていません。ですから、入居者確保が比較的容易で、その家賃が借入をした場合の返済原資となり、さらには安定収入をもたらします。
 年金や貯蓄だけでは不安な現役世帯に、「第二の年金」として提案できる。これこそが、この商品販売の最大のセールスポイントとなります。入居者にとっても、オーナーにとっても魅力ある賃貸住宅、つまりは共存利益をもたらし商品とその販売方法が、この「Villetta」の販売なのです。