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最も人口が多い団塊世代をターゲットに

【連載60】最も人口が多い団塊世代をターゲットに

 今月初めにお届けした『YCY News』10号の誌上でも発表しましたが、本部では新たに2つの商品の販売を開始しました。いずれも狭小地に最適なコンパクトな住宅です。社会の変化を踏まえたニーズに応えることを、商品開発の基本に据えています。

 これからの社会の変化の最も重要なキーワードは、高齢化と格差の拡大です。老後が長くなれば、生活費や医療費、施設費など費用が今より加算することは明らかです。低価格高品質な住宅がますます求められ、それは同時に、老後の生活安定のための資金を生み出す投資商品ともなるのです。

 新商品の1つ、2K平屋建ての『和(なごみ)』は、本体価格580万円という販売価格を実現しました。

 戦後、企業戦士として現代の礎を築いた団塊の世代は、アパート住まいからスタートし、マイホームを求めました。そして今、子育てを立派に終了し、企業をリタイアし、退職金や預金、年金等で生活を支えています。そうした方々の家族形態は、夫婦二人、あるいは一人暮らしになっており、子育て時代を過ごした4LDKは広すぎ、老朽化も進んでいます。

 和(なごみ)シリーズに新たに登場した2Kは、住宅管理や、階段の昇り降りがある2階建てに不自由さを感じている方のための「終の棲家」として開発した商品です。この商品をセールスする際には、ぜひ、次の7つのコンセプトをPRしてください。

1 バリアフリー。面倒な昇り降りがない平屋建て
2 価格が安い。ローンを組まずに手持ち資金で賄える価格
3 相続等が楽。将来の売却や賃貸などへの転用が容易
4 延べ床がコンパクト。一人または二人暮らし用なので便利さを最優先
5 管理が容易。高齢者でも維持管理が楽
6 維持費を抑える。光熱費、固定資産税、修繕費等の負担を抑制
7 建坪がコンパクト。親族と同一敷地に別棟として建築できる

 以上のように、団塊世代の今とこれからのニーズを満たす住宅のあり方を徹底して追求した商品です。

 団塊世代は、現在の日本で最も人口が多い年齢層です。大きな市場があると考えて、積極的なセールスを展開してください。