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「考え方」を共有しお客様に伝える

【連載52】「考え方」を共有しお客様に伝える

 前回は、全国の販売店、施工店が「伝え方」を統一することで、商品のブランド力は向上すると書きました。同じ言葉でお客様に商品を説明しようということです。
 そして、同じ言葉で説明しお客様の理解を得るには、その言葉を発する「考え方」を共有していかなければなりません。私がこのブログで、あるいは販売店・施工店向け情報誌『YCY News』で、さらには全国で開催されるセミナーで、繰り返し本部の、私の考え方を伝えているのはそのためです。
 例えば、シェリー・メイゾンについて言えば、この商品を私たちがなぜ世に送り出しているのか、その根本の考え方を、売る人、作る人に共有してもらいたいのです。
 ここで、改めて書きます。
 シェリー・メイゾンは、高度成長期の中で創設してきた今までの住宅とは違います。この時代の特長は、大家族から核家族への変化がありました。また、子育て時代の住まい方と夫婦二人になった時代の住まい方や老後になった時代の住まい方で大きな変化が生じ、その生活変化に応じて住み手側が住まいを、増築やリフォーム、住み替え等で凌いできました。当然、その都度、費用がかかっていました。
 この流れを何回も行うのではなく一回で済ませることができたら、住まいにかかる費用を他に回すことができます。誰しも一度の人生ですから、生涯所得を大切にするべきです。
 私たち洋館家本店グループは、これからの住まいのあり方をすべての関係者と検討し、ある結論を出しました。それは、住宅産業の旧弊と決別し、請負制度から脱却した高品質低価格住宅の供給です。それを具体化した商品の一つが、シェリー・メイゾンという住宅です。
 シェリー・メイゾンは全国統一価格で販売しています。従来の請負制度を完全に排除し、材料調達はメーカーから直接行い、工事は施工業者が直接行うことで、商品品質を落とさずに圧倒的な低価格を実現した正に夢のような住宅です。
 建築の適正価格とは、何を基準に決めるのでしょうか? これが私たちの課題です。そして私たちは必ず、結論を出していきます。