【連載39】2017年 年頭のご挨拶
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
皆様は今年をどのようにとらえ、どのような事業展開をお考えでしょうか。
私は成熟した住宅産業を「斜陽産業から成長産業へ」移行する取り組みをして行きたいと考えています。そのためにはこれまで述べてきたように供給過多(生産過剰)から需要過多(需要増大)を創生して新たな未来を創ってみたいと思います。
この需要過多は消費者の価値観によって生まれてくるものです。ですから、消費者が求める価値を具体的な商品として提供することが、私たちの仕事を生産産業とし、受注生産と対峙することになります。
戦略と具体的な手法は、本部主催セミナーや全国セミナー、あるいは少人数による随時でセミナー開催によりお伝えしますので、その機会をご利用ください。
セミナー等でお伝えすることは、内容は次のようになります。
①なぜロビー活動(告知行為)が必要なのか
②なぜお客様から来社するのか
③なぜリピーターができるのか
④なぜ面談3回目で契約になるのか
⑤なぜ成長産業になるのか
⑥未来は誰がつくるのか
私は「売ること」と「造ること」を違う次元で取り組むことで、需要過多(消費者ニーズ)を生み出していきたいと思っています。資本主義が招いた資産格差によって、むしろビジネスチャンスに繋がるということも事実です。
現在日本には約2,350兆円の家計資産(正味資産)がありますが活用されていません。なぜ活用されていないか。それは「活用に値するものがない」ということと「活用の仕方が判らない」「活用する事による目減りが不安」などが理由です。確実な消費があっても、世情不安や未来に対する不安などがあり踏み切れないのです。
競争社会の商品の大半が「相反利益」となります。それは、生産者は少しでも高く、消費者は少しでも安くとなりがちだからです。しかし共存社会では「生産と消費」が「共存利益」を最大効用化するのです。
共存利益は消費者が求めている「価値」と生産者が提供する「価値」が一致することを意味します。したがって相反利益のような値段だけの判断ではなく、「質」や「感性」が伴う「価値価格」になるのです。
私たちの商品を選んで頂くお客様はもちろん、会員の皆様、協力関係の方々が「共存利益」を出していけるように信念をもって邁進してまいりたいと思います。本年も倍旧のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げますと共に、皆様のご活躍、そしてご多幸を心よりご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。