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営業力・販売力増強研修でモデル店をつくる②

【連載29】営業力・販売力増強研修でモデル店をつくる②

 厚労省の助成金を活用し、施工店様の「売れる営業マン」を養成する人材教育のプログラムを作りました。このプログラムは、1日6時間の集中研修を、ほぼ2週間に1度のペースで全8回実施するものです。研修を「やり放し」「聞き放し」としないため、毎回の研修で課題を提示し、次回研修までにそれを実践し成果・結果を検証しあうことも行います。

 メイン講師の若林信孝先生(アルファヴォイスコンサルティング)が、全国セミナーで皆さんにお話ししたように、「営業力」とは「意欲」「スキル」「知識」が重なって醸成されます。マーケットが飽和状態ともいえる住宅営業の中で、未開拓分野と言われる戸建賃貸の営業は、やり方次第では大きな成果を挙げられる分野です。研修では、これまでの住宅営業の世界で効果的とされた営業手法をブラッシュアップするとともに、戸建賃貸営業のターゲットとなる層に向けたマーケティングや提案手法をマスターすることで、営業スキルとバックボーンとなる知識を習得してもらいます。

 また、営業力を構成するもう一つの「意欲」については、私を含めこの事業に関わってきたメンバーが講師となり、考え方の共有を徹底して行っていきます。

 戸建賃貸は、いま世の中に必要とされているものです。必要とされているものを提供することは社会的に意義がありますし、必要なものだからこそ、ビジネスとしての成功も約束されます。そのことを営業マンがしっかり認識し、またその認識を裏付ける論理を理解し、お客様にしっかりとお伝えする「言葉」と「行動」を習得する……そんな営業マンを、本部と施工店様とで一緒に育成していきます。

 以上のようなプログラムですから、現状では、多くの施工店様に一斉に提供できるものではありません。また、費用も全額が助成されるわけではありませんので、まずは希望される施工店様について試験的に実施し、モデル店を作っていきます。今年度取り組むモデル店の成果については、『YCY News』などを通じてお知らせしていきます。ご期待ください。