このコーナーではちょっと手間をかけても作りたくなる“世界の料理”と、その国ならではの建物事情をご紹介します。今回のテーマはオーストラリア。料理はソーセージロール、建物はオパール採掘後の地下住宅です。
肉と野菜がたっぷりのパン
オーストラリアでは、ソーセージロールはパン生地でソーセージを巻いたものではなく、ハンバーグの種をパイ生地で巻いたもの。肉と野菜がたっぷりです。熱々でも冷めても美味しいので、子どもの集まりやピクニックのお弁当にもぴったりです。
子どものころにSFを読んだことはありますか? そこに登場する地底人はあるときは敵だったり、あるときは人間の及ばない知恵を持つ高等生物だったりと、宇宙人に近い存在でした。とまあ、これは想像上のお話。でもオーストラリア南部のクーバーペディには、本物の人間が地下で暮らしています。
なぜ、彼らは地下で暮らすのか、それは暑いから。夏は40度以上が当たり前、50度になることあるとか。もうひとつの理由は、ここが宝石のオパールの産地だから。オパールを採掘したあとの洞窟が年中ヒヤッと気持ちよく、だったらここに住もうよ!と暮らし始めたそうなのです。エアコンいらずで快適そうですね。