このコーナーではちょっと手間をかけても作りたくなる“世界の料理”と、その国ならではの建物事情をご紹介します。今回のテーマはカナダです。読んでみて食べてみて、ぜひ旅気分を味わってください。
カナダの朝食
移民の国カナダでは、朝食は家庭によってさまざまのようです。このサンドイッチは、フレンチトーストとクロックムッシュを合わせたような一品。お砂糖なしバージョンや、出来上がりにメープルシロップをかけたり、コショウを効かせたりして、お好みでアレンジして召し上がれ。
カナダ北部で暮らすイヌイットの人々は、イグルーと呼ばれる雪の家に住んでいます。そもそもは猟をするための仮設住宅で、雪をブロック状に固めて、それを半球型に積み上げて作っていきます。シンプルですが、半球型というのは東京ドームなどでお分かりのように、構造的にはとても強固なものになり、強風が吹いても大丈夫なのです。厚い壁に覆われ、窓もありません。さらに入り口を小さくすることで外気が入ってくるのを防げるので、内部は意外と暖かいそうですよ。
秋田県や新潟県の冬の風物詩“かまくら”とよく似ていますよね。人類の知恵って共通するモノなのかもしれません。