YCY 食と健康のコラム

その19
世界のおいしいレシピ

 このコーナーではちょっと手間をかけても作りたくなる“世界の料理”と、その国ならではの建物事情をご紹介します。今回のテーマはルーマニアです。読んでみて食べてみて、ぜひ旅気分を味わってください。

「バルスアラキュート」
(ルーマニア)

甘酸っぱいスープ「ソムロー・マチュー」

 クルジュのキャベツ

 

 バルスアラキュートはハンガリー語で「クルジュのキャベツ(Varza a la Cluj)」という意味。ザワークラウト(発酵したキャベツ)とご飯とミートソースを重ねて焼いた料理です。見た目よりさっぱりとして、冷めてもおいしいですよ。酸っぱいのがお好きな方はザワークラウトを多めにどうぞ。

材料(21cm角キャセロール1台分)

  • 合い挽き肉・・・・・・400g
  • ソーセージ・・・・・・100g~150g
  • 玉ねぎ・・・・・・200g(中くらい1個)
  • ニンニク・・・・・・ひとかけ
  • セロリ・・・・・・1/2本
  • お好みのきのこ・・・・・・1パック
  • ザワークラウト・・・・・・400g
  • ご飯・・・・・・茶碗2~3杯分
  • トマトジュース・・・・・・200cc
  • 塩・・・・・・小さじ2
  • こしょう・・・・・・少々
  • パプリカ・・・・・・大さじ1
  • サラダ油・・・・・・大さじ1
  • サワークリーム・・・・・・150~200g
  • あればドライパセリ・・・・・・少々

作り方

  1. 玉ねぎ、ニンニク、セロリ、きのこをみじん切りにする。ザワークラウトは水分を軽くしぼる。ソーセージを5mmくらいの薄切りにする。
  2. フライパンでサラダ油を熱し、1を入れ、玉ねぎが透明になるまで炒める。
  3. 合い挽き肉と塩・こしょう、パプリカを加えてよく炒める。トマトジュースを入れ、水分がなくなるまで煮詰める。
  4. キャセロールにザワークラウトの半量を入れる。その上にご飯の半量を入れ、さらに3の半量を入れる。それをもう一度繰り返す。
  5. 4の上にソーセージを並べ、サワークリームを全体に塗る。
  6. 180度のオーブンで30~45分ほど焼く。あればドライパセリをふり、お好みでサワークリームを添える。

column  マラムレシュの木造聖堂群

農村部の高床式住宅  森の中からとんがり屋根の、それも木造の教会が現れたら!

 まるで絵本の世界から飛び出してきたような風景ですよね。ルーマニアのマラムレシュ地方に行くと、それが現実のものになります。この教会は、土台にも石が使われておらず釘も木製。100%木造建築物なのです。

 その昔、オーストリア帝国に支配されていた時代に、教会を石で建造するのが禁止されたことから、「石がダメなら木で作ろうじゃないか!」と土地の人たちが作り上げたそう。恐るべき負けじ魂!!

 1999年にこのマラムレシュ地方の木造聖堂群は世界文化遺産に登録され、世界中から観光客を迎えています。

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