
このコーナーではちょっと手間をかけても作りたくなる“世界の料理”と、その国ならではの住 宅事情をご紹介します。今回取り上げるのは、かつて「ペルシャ」と呼ばれて長い歴史を築いてき たイランです。
イランは砂漠地帯が広がっていることもあり、寒暖の差が激しく、空気が乾燥しているので、家の窓は小さく、壁は厚くなっています。決定的な特徴はバードギールと呼ばれる塔です。見た目は煙突のようですが、仕組み的にはその逆で、風を取り入れて室内を換気したり、涼しさを保ったりするのです。そして床には絨毯が敷かれています。