世界のスープを作ってみよう その12
クラムチャウダー
(アメリカ)
美味しくて健康に良い世界のスープとその国のちょっとした住宅事情をご紹介する「YCY 食と健康のコラム」。今回取り上げるのはアメリカです。
クラムチャウダーはアメリカ東海岸発祥。鉄分がたっぷりのアサリを使ったスープです。具材のアサリは、血圧を下げる効果や生活習慣病予防が期待できるタウリンが豊富です。
おいしさの決め手は貝のうま味
アメリカ東海岸のニューイングランド地区発祥のクラムチャウダー。1600年代にアメリカに渡ってきたイギリス人が持ち込んだ野菜と、海岸で採れる魚介類を煮込んで作ったのが始まりだそうです。ここではニューイングランド風の白いチャウダーをご紹介しましたが、コンソメとトマトで仕上げるマンハッタン風もあります。貝とベーコンのうま味、乳製品のコクが味わえる具だくさんスープをぜひお試しください。
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材料(4人分)
- アサリ(砂出し)……200g
- ベーコン ……4枚
- たまねぎ ……1個
- じゃがいも ……2個
- 白ワイン ……大さじ2
- 小麦粉 ……少々
- 牛乳 ……200cc
- サラダ油 ……少々
- バター ……少々
- 生クリーム ……50cc
- 塩・こしょう ……適宜
- パセリ ……お好みで
作り方
- アサリはこすり洗いする。ベーコンは1cm幅、たまねぎは大きめのみじん切り、じゃがいもはさいの目切りにする。
- 鍋に白ワインとアサリを入れてフタをし、強火にかける。アサリの口が開いたら汁と身を取り分けておく。
- 鍋にサラダ油とバターを熱し、ベーコンとたまねぎを炒める。全体に油がまわったら小麦粉を振り入れてさらによく炒める。
- 3に水500cc(分量外)とアサリの汁、じゃがいもを加えて中火で煮込む。
- じゃがいもが柔らかくなったらアサリの身と牛乳を加えて温め、塩・こしょうで味を調える。
- 仕上げに生クリームとパセリを入れる。
スープのついでに……
column スープのついでに…アメリカの住宅事情
アメリカの家は2階建てで、1階がリビングやダイニングなど家族の共有スペース。2階がベッドルーム、しかもシャワーコーナー付き!というのが標準的です。さらに地下室がある家も珍しくありません。さすがは、エスニックジョークに「アメリカの家に住み~」とあるように、広いですね。
もう一つ、日本と違うのは、車庫(ガレージ)です。アメリカ映画などでは、家の前の道路や庭に自動車をとめたままにしているのを見かけます。ガレージが車庫として作られてはいても、結局は物置になったり、DIYの作業場になったりすることが多いのです。
そうそう、世界的な大企業のアップルコンピュータもグーグルも、創業したての事務所はガレージだったそうですよ。