世界のスープを作ってみよう その5
ポトフ
(フランス)
美味しくて健康に良い世界のスープとその国のちょっとした住宅事情をご紹介する「YCY食と健康のコラム」。
今回はフランスがテーマです。フランスのおふくろの味、ポトフ。日本でいえばおでんといったところでしょうか。野菜をじっくり煮込んだ、冬にうれしい料理です。
ポトフ
手に入りやすい野菜で作るポトフ。フランスでは、スープと具材を別々に盛り付け、スープはスープとして、具材にはマスタードを付けていただくこともあるそうです。ここでは牛肉を使いましたが、ウインナーなら短時間でできあがりますよ。
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材料(4人分)
- 牛肉(シチュー用)……800g
- じゃがいも……4個
- 玉ねぎ……2個
- にんじん……1本
- セロリ……1本
- キャベツ……1/4個
- コンソメスープの素……1個
- 塩……小さじ1
- こしょう……少々
- サラダ油……適宜
- ローリエ……2枚
- 水……1,500cc
作り方
- じゃがいもは大きめなら半分、小さめならそのまま、玉ねぎは大きめのくし切り、にんじんは縦半分に切って長さを半分に、セロリは5~6cm長さ、キャベツは芯を残して縦半分に切る。
- 牛肉は塩・こしょう(分量外)をして下味をつける。厚手の鍋にサラダ油を引き、表面を軽く焼く。水を加えて強火にかける。沸騰したら火を弱め、ていねいにアクをすくいながら約30分煮る。
- 野菜、コンソメスープの素、塩、ローリエを入れてさらに煮込む。
- 野菜が柔らかくなったら塩・こしょうで味を調える。
スープのついでに……
column フランスの住宅事情
日本でのマンションのことをフランスではアパルトマンといいます。石造りで築200~300年はざら。外壁が少々傷んでいてもそれがまた風情です。暖炉が新築時のまま残っているところもある代わりに、エレベーターがないところも多いようです。
このアパルトマン、一日単位や週単位で貸出されているところも多いので、パリに旅行するときは検討してみるのもおすすめです。
フランスにはビアジェという独特の売買システムがあります。持ち家の所有権を譲るけれど、生きている限りその家に住み続けられる。しかも生きている間、買い主からお金(個人年金!?)がもらえるのです。高齢者が売り主であることがほとんどですが、そうなると生きることに張り合いが出てくるようで、平均より長生きする売り主が多いとか。ずっと元気でね、フランスのおじいちゃん、おばあちゃん!