福井県北部に位置する福井市は、県内最大の都市で、中核市に指定されています。江戸時代は大城下町として栄え、数多くの歴史やその伝統を今に受け継ぐ文化がある街であるとともに、自然にも恵まれた都市です。
人口は、1995年の約27.3万人をピークに減少に転じており、2045年には2020年の26.2万人より約1割が減少する見通しとなっています。他の都市と同様に少子・高齢化の影響は大きく、経済・生活・財政等のさまざまな場面での影響が懸念されています。
一方で2020年の市民意識調査では、全体の87%が「福井市に住み続けたい」と回答。市は、今後も子育て・教育環境などから住みよさの向上に努め、「みんなが輝く 全国に誇れる ふくい」を将来都市像に掲げています。
さらに、2023年度末には北陸新幹線福井駅が開業、2026年には中部縦貫自動車道の県内区間前線開通が予定されており、観光客の増加や販路開拓・拡大なども期待されています。
賃貸住宅の家賃の価格帯は、ワンルーム5.33万円、2LDK6.46万円、3LDK8.77万円で、平均すると4.55万円程度。同県小浜市の5.49万円と比較すると割安です。賃貸一戸建てでは、築10年以内なら7.5万円~13.6万円の範囲です。
越前ガニはオスのズワイガニのブランドです。越前海岸の沿岸は潮の流れが複雑で、越前ガニのエサとなるプランクトンや魚が集まる場所。港から漁場までは約1~2時間程度なので、新鮮なまま出荷できるのが利点ですが、資源保護の観点から、甲幅9cm以上のものしか漁獲できないきまりです。また、メスのセイコガニも名物のひとつ。内子(卵巣)の味わいは越前ガニ以上と評する声もあるとか。
福井市グリフィス記念館
福井市中央3丁目5番4号