街と建物

 賃貸物件の現況〈青森市〉

本州最北の中核都市

 青森市は本州最北、青森県の県庁所在地です。北は青森湾に臨み、南から東は八甲田連峰などの奥羽山脈、西は津軽平野へと続く、青森平野上に広がる街です。古くは縄文時代から集落が築かれ(山内丸山遺跡)、江戸時代からは物流・人流、地域経済の要衝として北東北の発展を担ってきました。近年は、1988年の青函トンネル・津軽海峡線開業、1990年の新・青森空港全面供用開始を経て、仙台市の政令都市移行、秋田市と郡山市、いわき市の中核市移行に続く中核市への移行を実現(2006年)。2010年には東北新幹線が全通、2016年には北海道新幹線が開業(新青森-新函館北斗)しました。この10年で人口(住民基本台帳ベース)は8.8%減少して27.6万人となりましたが、世帯数は小世帯化の進展で2.5%、3,311世帯増えて137,018戸となっています。

住宅状況

 「住宅・土地統計調査」(2018年、総務省)によると、市内の住宅数は135,090戸。このうち、14.9%が空き家です。空き家率は10年前の24.1%から24.4%へと上昇。厳しさが増しています。

価格相場

 LIFULL HOME’Sによれば、アパートなら1LDKで5.44万円、2LDKで6.47万円となっています。また、マンション・アパート・戸建て全体のワンルーム・1K・1DKの平均家賃は4.10万円。これは近隣の弘前市を上回る水準です。

*2018年「住宅・土地統計調査」による。誤差は四捨五入による。
*賃貸空き家率 
 →青森市 居住有37,250 居住無12,040 合計49,290 空家率24.4%
 →青森県 居住有141,300 居住無39,200 合計180,500 空家率21.7%

 青森市グルメ

金魚ねぶた

 

 青森ねぶた祭の時期に街中に飾られる提灯「金魚ねぶた」。いつ頃からねぶたに組み入れられたのかははっきりしないようですが、現在では祭に欠かせないものとなりました。
 お土産品としても人気の金魚ねぶたは、ちょっとひょうきんなパッケージ。青森産りんごの果汁が使われた上品な甘さの一口羊羹です。かわいすぎて食べるのが惜しくなるかもしれません。

 

 今回の表紙


青森県観光物産館アスパム
(あおもりけんかんこうぶっさんかんあすぱむ)

青森県青森市安方1丁目1番40号

 青森駅のすぐそば、青森港沿いに位置しています。青森県観光情報センターを併設しているので、県内の各種情報が手に入ります。
 地上15階、高さ76m、青森の頭文字である「A」をかたどった正三角形のシルエットが特徴的なビルです。
 見どころは、ねぶた祭などを臨場感あふれる360度3Dデジタル映像シアターで紹介するパノラマ館です。さらに地上51mの展望台からは、青森市街から、下北・津軽・夏泊の各半島やむつ湾、八甲田の山々、青森ベイブリッジなど、圧倒的な眺望を楽しめます。
 展望レストランや郷土料理店、喫茶・軽食コーナーといった各種飲食店も充実しています。もちろん、青森土産みやげも品数豊富な物産プラザで購入が可能です。
 青森市に旅行するならぜひ訪れたいスポット。運がよければ、青森県のマスコットキャラクター「いくべぇ」に会えるかもしれません。

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