格差社会到来で新しいビジネス追求も必要

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福田氏
洋館家グループ代表 福田 功



 日本の“格差社会”は確実に進行しています。東京の一等地にある“億ション”が即日完売となる一方で、銀行の住宅ローンが通らず持ち家を諦める勤労者が増えているのです。こうした中で、住宅関連事業者である私たちが事業を伸ばし、かつ社会的に意義ある仕事をしていくために、新しい住宅購入のしくみも含め、情報収集をしていかねばなりません。
2015年9月17日「投資家・資産家紹介、割賦販売事業セミナー」より)

  負のスパイラル解決がビジネスチャンスに

 「資産家」とはすでに一定の資産があり、相続課税をされる人たちです。逆に「投資家」とはこれからの利潤を追求する人たちなので、両者は目的がまったく違います。私たちが提案するのは、このまったく違う人たちのマーケットを両立させていく取り組みです。
 お金のある人はすでにマイホームを持っていて、悩みといえば相続対策をどうするのかということ。このような人たちに新たにマイホームを売るのは難しいわけですが、資産の無い人にものを売るのはさらに難しい。
 現在は、金融機関のローンが最終セーフティーネットです。銀行でローンが組めない場合には、「もう少し頭金を増やしてください」「所得を増やしてから来てください」などという話になり、不動産業者にも建築業者にも相手にされません。つまり、所得の少ない層は家を買うことはできないし、その層が増えれば増えるほど、不動産業者も建築業者も売り先は少なくなります。まさに負のスパイラルです。
 一方で、少子高齢化もあり空き家は増え続けています。家がほしいのに所有できない人が増え、所有されながら住んでいない家が増え続けている……。この解決策は必ずビジネスにつながると思います。
 私たち洋館家グループでは、新しい販促手法や新しい住宅購入のしくみを検討し、情報を集めています。例えば、「不動産の割賦販売制度」もそのひとつかもしれません。法的にクリアし、一般の理解を得るためにはまだまだ検討すべき点もあるかもしれませんが、時代状況を見据えてさまざまな情報を集め、会員の皆様にご提供していきたいと思います。

  「質の時代」の賃貸経営提案

    住宅購入・不動産投資の現状
  • 住宅ローンが組めない消費者(転職者、非正規社員)が年々増加
  • 金融事故歴者並びに多重債務者などの信用履歴に問題のある人が年々増加
  • 経済不況及び少子高齢化に伴い、年々市場が縮小傾向
  • 不動産投資物件及び不動産金融商品における優良物件が枯渇
  • 業界のビジネスモデルが古く革新性が無く、市場に魅力がない


    一般的な消費者(賃借人)の潜在的賃貸心理
  • 資産にならない家賃はもったいない、バカバカしい、意味がないと思っている。
  • 今の生活がせいいっぱいであり、住宅ローンを組むことが恐い。
  • 将来、収入面やリストラなどに不安があり、住宅ローンを組む自信がない。
  • 個人信用情報に問題があり、家が欲しくてもローンが組めない。
  • でも本当は、子供の教育環境や友人関係等の理由で土地付一戸建ては持ちたい。


解決策がビジネスチャンス?





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