日本の賃貸住宅を変えていこう
将来への投資は、5年後にどのようになっているのかという明確な答えは出せません。賃貸住宅を提供する私たちは、将来の安心をも一緒に考えなければなりません。
(2015年5月19日完成見学会ミニセミナーより)
日本は賃貸住宅が狭い
日本住宅賃貸新聞の2010年のデータによると、日本全国には1,773万7,800世帯の賃貸物件があり、そのうち空室は409万2,500世帯、空室率の全国平均は23.7%です。世界の先進国と比較すると実に高い。アメリカの空室率は9.4%です。
現在の日本の高い空室率は、高度成長期の住宅の「量の時代」に建てた昔のアパートに多くの原因があります。いまは「質の時代」です。それに対応した住宅でなければなりません。
世界の先進国の住宅の平均床面積を見ると、日本は122.6㎡でイギリスは103.4㎡です(右グラフ)。イギリスは日本よりも狭いにもかかわらず、イギリス人から「日本人はウサギ小屋に住んでいる」と言われたことがあります。
その理由は、賃貸住宅の床面積にあります。イギリスの賃貸住宅の平均が68.4㎡であるのに比べ、日本はなんと45.5㎡です。賃貸物件において、日本は先進国と言えません。
<住宅の床面積の比較>
「質の時代」の賃貸経営提案
洋館家のユニットワンは、3LDKで79.5㎡なので、先進国の賃貸住宅の広さを供給できるということになります。「質の時代」の賃貸経営を担える商品です。
また、相続税のことを考えた場合、「返済可能な借り入れ」が最も有効な手段です。借り入れに対して収入が伴っているということです。
2011年のデータによると、賃貸物件の全供給量のうち一戸建賃貸住宅が占める割合はわずか2%。戸建賃貸は空室が出にくい、つまり借入返済可能な賃貸経営が可能です。そういう提案こそが、賃貸住宅を建設する私たちの責任だと思います。