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 取材地メモ
街と建物



旧水海道小学校本館
茨城県水戸市緑町2-1-15 茨城県立歴史館内

 茨城県立歴史館には、敷地内には江戸時代の農家や明治時代の洋風校舎が移築されています。
 その一つである旧水海道小学校本館は、1881(明治4)年に建築されたもの。屋根の中央には、チャイムを鳴らすための八角の塔が設置されています。
 設計したのは、地元の宮大工の棟梁である羽田甚蔵氏で、女優羽田美智子さんの祖先にあたる方だそうです。
 1958(昭和33)年には茨城県文化財に指定されました。建築当時の設計図などをもとに、当初の姿に復元されたのは1973(昭和45)年のことです。
 資料展示室では、水海道小学校(現常総市立水海道小学校)の開校からの歩みがたどれます。
 館内ではほかに1865(慶応元)年製のピアノも見学できます。世界三大ピアノメーカーに数えられるスタインウェイ&サンズ社で製造されたそのピアノは当時1200円で購入され、同校の音楽活動に貢献しました。

  今回取材した街

 茨城県 水戸市

 徳川御三家の一つ、水戸徳川家の街・水戸市。狭小台地に築かれた館が1400~1500年代に水戸城となり、一帯が城下町へと発展。さらには1600年代に水戸25万石の水戸徳川家へと連なり、二代目藩主水戸光圀公の全国漫遊伝説まで生みました。
 水戸名物はまず、わらづと(藁苞)納豆。わら不足の中で、伝統を守っています。紫錦梅は偕楽園の梅林から採れた梅としその葉と塩だけで仕上げられた梅干しです。

陸・海・空の3路を整備し、政令指定都市をめざす〈水戸市〉

■“広域合併”視野に発展めざす、水戸徳川家の街
 首都・東京から北東に100kmの距離にあり、所要時間は特急電車なら1時間半弱、高速バスなら2時間。北関東自動車道に続き、成田、茨城2空港にアクセスする東関東自動車道水戸線が全面開通すれば、高速交通網が確立します。
 さらに、茨城港にも近接しているので、陸(鉄道・高速道)・海・空の3路を備えた政令指定都市への展望が開けます。
 2014年度から始めた「第6次総合計画」で、目指すべき将来都市像を「笑顔あふれる安心快適空間 未来に躍動する魁(さきがけ)のまち・水戸」に設定。政令指定都市も視野に入れた広域合併への取り組みを強めています。

■家賃相場
 LIFULL HOME'S調べの賃貸相場表(2018年4月上旬、駅徒歩10分以内の平均賃料〈管理費・駐車場代など除く〉)を見ると、マンションはワンルーム3.95万円、1K4.72万円、1DK4.20万円、1LDK5.64万円、2LDK7.90万円、3DK6.05万円、3LDK10.29万円といった状況です。

■住宅状況
 居住有りの借家数は4万8,870戸で、うち民営は79.8%にあたる3万9,000戸。これに対し、賃貸用の空き家数は1万4,810戸となっています。都合、賃貸住宅総数(6万3,680戸)に対する空室率は23.3%と、全国の主要都市でもとりわけ厳しい環境下におかれています。

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■ 水戸市の住宅状況(下段は茨城県全体) 単位:戸


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■ 居住無住宅の概要(下段は茨城県全体)

*2013年「住宅・土地統計調査」による。誤差は四捨五入による。
*賃貸空き家率 
 →水戸市 居住有借家 48,870 居住無賃貸用空き家 14,810 賃貸住宅 63,680 空き家率23.3%
 →茨城県 居住有借家 287,800 居住無賃貸用空き家 104,100 賃貸住宅 391,900 空き家率26.6%



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